プレコンセプションビジット

タイミング法

妊娠を望んでから2周期目でも妊娠ができず落ち込んでいたときに発見したのがPreconception Visit
後々調べてみると日本でも「プレコンセプションケア」というものがありました。

うな子
うな子

直訳すると、「妊娠前の訪問」「妊娠前のケア」。不妊治療とは何が違うんだろう。

プレコンセプションビジット(ケア)とは

2周期妊娠できなくて落ち込んでいた生理中、元気を出すために、何か妊娠に向けてできることはないだろうかと考えながら、少しずつ不妊治療へ興味が湧いてきました。


もしもこのまま妊娠できなかった時、アメリカで不妊治療なんて受けられるのだろうか、どの程度の費用がかかるのだろうかと不安を抱え、夫の会社から紹介されていた家の近所の小さめの総合病院のHPをくまなく読んでいたところ、FAQの中に「Q:妊娠を希望しているのですが」という記載を見つけました。
そのQへの回答は「妊娠を望んでいる場合は、産婦人科サービスへ電話をかけてプレコンセプションビジットの予約をしてください。ビジットには遺伝子検査、感染症検査、ホルモン検査が含まれています。妊娠に向けたトピックについてディスカションをしましょう。」というもの。

不妊治療を受けることを自分で決断した時にしかクリニックには行けないものと思っていた私は目から鱗でした!少しでも何か一歩前進できるならばと、夫とも予定を合わせて予約をしました。
電話をかけて予約をできたのは 1ヶ月半後の4月下旬です。

プレコンセプションとは、若い世代(女性と夫・パートナー)のためのヘルスケアであり、現在のからだの状態を把握し、将来の妊娠やからだの変化に備えて、自分たちの健康に向き合うこと、です。
若い世代に知ってほしい!プレコンセプションケア〜希望するライフプランを叶えるために〜

この時は偶然発見したPreconception Visitですが、
『Preconception Visit ○○(住んでいる地名)』で検索をかけると、大きな病院の産婦人科や不妊治療クリニックがそれぞれ同じように受け付けていました。
後にも書きますが、もしアメリカで妊娠したいと考えている人は、妊活開始と同時にでも予約して損はないと思います。

プレコンセプションビジット当日

待ちに待ったプレコンセプションビジット当日、オンライン開催の案内があったので、自宅で夫と案内されたZoonのURLから参加しました。
画面に出てきたのは陽気な年配の女性看護師の方。医師ではありませんが、Certified Nurse-Midwife (CNM/産科認定看護師)という高度看護実践看護師の資格をお持ちでした。アメリカにはひとくちに看護師といっても、いくつかに区分されていて、それぞれ明確に仕事内容が違うようです。

夫が英語を話すことができるので通訳は希望しませんでしたが、初めての産婦人科系医療用語がたくさんの会話に苦戦しながら、事前の問診も踏まえて以下のお話をしました。

・いつから妊娠を希望しているか
・最後の生理はいつか、定期的にきているか
・Prenatal Vitaminsは摂取しているか
・妊娠に影響を及ぼすことはあるか(既往歴、飲酒、喫煙、親族の病気など)
・現在服用している薬は何か
・排卵検査薬を使用しているか、反応はどうか
・基礎体温は理想的な状態か
・運動の習慣について

【プレコンセプションビジット後について】
・保因者スクリーニング検査をするならば次の生理3日目までに改めて産婦人科に電話をかけること
・妊娠した場合の連絡先の案内
・35歳未満であることや、その他問診の内容を踏まえるとまだ自然妊娠の可能性が高いので、12ヶ月経っても妊娠しない場合は、不妊治療のために再来院すること

ざっくりとこんな感じでした。
自分でも思っていた通り、生理や排卵、基礎体温には何も問題がなく、生活習慣にも問題なく、まだ若いので、すぐに具体的な検査をする必要はないという判断になりました。
唯一勧められた保因者スクリーニング検査については、その時はいまいちなんの検査かわからず、必要性が理解できなかったので(あとまだ検査費用が怖かったので)、一旦見送ることにしました。のちに受けることにはなりましたが。。

また、今飲んでいる薬や普段使用することのある薬に関して、一つ一つアドバイスをくださったので、とても安心できました。
日本から持ってきていた薬でアメリカにもないものがあるので(ロキソニンなど)、それについては自分で日本語で調べて自己責任で飲んでいます。

結果としてはその後自己流タイミング法で妊娠することはできませんでしたが、私が感じたプレコンセプションビジットを受けるメリットは以下の3つ。

① 自分で調べて行っていた妊活方法を、病院と答え合わせができる。足りていない部分の指導をしてもらえる。
② 妊娠出産に関して、自分のライフプランに合わせた幅広い相談ができる
② 産婦人科とのつながりを持っておける

個人的には、アメリカにおいては③がすごく大きいと思っています。
よく駐在前のマニュアル等で「病気になる前に、病気になった時にすぐかかれるようにかかりつけの病院を決めて受診しておきましょう」というものを目にすると思います。日本人的にはどういうことだろう?と思いますが、それと同じ理屈で不妊治療においてのかかりつけ医として 1度コンタクトを取っておくことで、その後の不妊治療(もちろん妊娠した場合も)の際の始めやすさが違うと思います。
初診で予約を取るのと、2度目以降でも予約の取りやすさは違います。

私はこの後、この看護師の方に、人生初の不正出血になってしまった際の相談(メールベース)、どうしても早く不妊治療に移りたいことの相談、不妊検査、その後のポリープ手術・不妊治療病院への紹介などを全てなかなかタイムリーに行ってもらうことが出来ました。

ちなみにプレコンセプションビジットの費用は、私の保険だと全額保険適用で$0でした。

最後に

担当してくれた年配の女性看護師さんが、すごく気持ちのいい方で(適切な例えかはわかりませんが、日本人的には肝っ玉母ちゃん的な)、最初の受診でも「すぐ妊娠できる!大丈夫よ!!」といって励ましてくれ、メールでもいつもポジティブな声かけをしてくれて、とても励まされました。

アメリカ人はこんな感じなのかな?と思っていましたが、現在通っている不妊治療病院の看護師さんは、メールを無視してきたり、なんだかなーと思うこともあるので、プレコンセプションビジットで出会った看護師さんとは素敵なご縁がだったのだなと思います。

アメリカ妊活の方、興味があったらぜひプレコンセプションビジットを予約してみてください!!おすすめです!

次回は、不妊治療関連の英語についてです!

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